セキュリテソシアル加入への道(7)カード来てないけど登録完了
9月末にCarte Vitale(カルトヴィタル つまり保険証)印刷用の写真台紙を提出して半月。
カードはまだ届いていませんが、「諸々の登録は完了したので、知りたい情報はパソコンやアプリを使って確認できますよ」という通知がきました。
手続き毎は、震えるほど遅く手間のかかるフランスですが、オンラインサポートは比較的整っているように思えます。
セキュリテソシアル番号と、通知書に記載のある初期パスコードを入力すれば、使用開始できます。なお、パスコードは初回アクセスの際に、自分の好きなコードに変更すると良いです。
その他に、自分のメールアドレスや、固定電話、携帯電話番号などを登録すると、諸々の連絡をメールやSMSで受け取れるようにもできます。
早速アクセスして、登録情報などを確認してみたところ、
- 氏名・住所・生年月日
- かかりつけ医(Medicine Traitant)
- ミュチュエル(任意保険)情報
などが、正確に登録されていました(ホッ)。
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医療費還付内容なども確認できます。
オンラインで情報が使えるようになると、還付された医療費の明細なども確認できるようになります。
9月下旬から今までに2回還付金が口座に振り込まれていたものの、一体いつ誰に支払った医療費分なのか、計算根拠がどうなってるのかさっぱりわからず困惑していたのですが、これで解決。
ちなみに、妊婦検診の還付は、私がかかっている産婦人科の場合、1回につき60ユーロ支払って、還付は5.9ユーロ。「少なっ!」と思いますが…。
私の場合、産婦人科で支払ったのは60ユーロ。
妊婦検診費の基準額(base de remboursement)は23ユーロ
還付割合は30%(70%は自己負担)
よって還付額は6.9ユーロ
さらに還付手数料1ユーロが差し引かれて
残額5.9ユーロが実際に口座に還付される
ということのようです。どうやら、もともと診察料が高めの産婦人科を選んでいた、ということも支払額と還付額の差が大きくなった一因です。今更先生を変える訳にもいかないので、これは仕方ない。
なお、同じく妊娠に伴って受診するエコグラフィー検査の場合は、基準額100.2ユーロに対し還付割合は同じ30%となっているのですが、実質60%くらい還付されているので、計算根拠がよくわからなかった(そのうち調べてみる)。多い分には差し支えないのですがね。
還付割合は、かかりつけ医(Medicine traitant)を介しているかどうかによっても変わってきます(還付割合がよくなります)ので、ちゃんと選任しとくのが吉。
それにしてもカードはよ。
諸々の登録は、幸い不備なく完了していましたが、肝心要のカードが届かないことには、病院や薬局に行く都度、支払い・還付申請手続きが発生します。
というわけで、めんどくさいけど、役所まで行ってカードどないなってんの?と聞きに行ってこなくてはなりません。やれやれ。
追記>通常、写真送ってから1か月くらいで届くものらしいです。なんでそんなに時間かかるんやろうかなぁ。
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Moovit フランスの公共交通機関利用に便利アプリ
ニースに引っ越してきて、時々バスに乗るんですが、こちらのバスは日本とは異なり「次は◯◯に停車します」と言ったアナウンスや車内表示がありません。降りたいバス停の手前でSTOPボタンを押すと「次とまります」というランプが点灯するのみ。
見知った停留所での乗降ならいいのですが、役所手続きなどで初めて行く場所だったりすると、あらかじめ「ここから◯番目のバス停で降りるのだ!」と硬い決意をし、GoogleMapで自分の現在地を追いながら、窓にへばりついて停車するたびにバス停名を確認しないと落ち着かない、という状況でした。まあ、ごくたまにしかないことなので、「フランスだし」で済ませていました。
そんな話を語学学校でしていた時に、クラスメートから「私、このアプリ使ってる」と教えてもらったのが「Moovit」。
最寄りの駅・バス停から目的地までを数ルート提示してくれます。ニースの場合だと、バスとトラムとSNCFなどが候補として上がってくるので、その組み合わせになります。
そして、一番ありがたいことは「目的地まであと◯駅ですよ。だいたい◯分で到着予定です」と定期的にアラートを出してくれること。「あなたは今このバス停にいますよ」というのもわかります。
時刻表どおりの運行状況でない場合でも、割と臨機応変に対応して誘導してくれます。
このアプリを利用し始めてから、バス乗車中のストレスがほぼなくなり、本を読んだり、携帯をいじったりしていることができるようになりました。
ちなみにトラムやSNCFは「次は◯◯」というアナウンスも車内表示もあるので大丈夫です。
フランスの都市部や他のヨーロッパの国々、北米・中南米でも利用できるようです。(日本は現在未対応の様子。ま、他のアプリいっぱいあるしね)
地元民にも優しいMoovit、観光などでいらっしゃった方も利用してみるといいでしょう。
ニースにユニクロが来るよ。→2019/7/7 CAP3000退店(悲)
昨日ポストを開けたら一番上にこのチラシ。
「うん、ユニクロね」と普通に受け止めた直後に「あっ、ここフランス!」って思いました。
日本だったら飽きるほど見ているユニクロのチラシなので、うっかり。
我が家からはバスを乗り継いで1時間ほどの場所にあるCAP3000(キャップトワミル)というショッピングモールに新規開店するそうです。
地元紙Nice-Matin(ニースマタン)によると広さは900㎡(でAppleの向かい)。ユニクロ店舗サイズでいうと中くらいサイズですかね。
ウルトラライトダウン(Doudounes Ultra Light)、一昨年買ったのが薄汚れてきたし買い換えたいなぁ、日本から送ってもらおうかなぁなどと考えていたので、これはちょっと嬉しい。
1ユーロ114円換算(2016年10月現在)で8,000円くらい。日本で買うのとさほど変わらないですね。(に、しても、一時期に比べてユニクロもじわっと値上がったなぁ。)
実はこっちに来てからまだ一度もCAP3000に行ってないので、これにかこつけて行ってみようと思ってます。
後日、行ってみました。
1年半ぶりのユニクロ。ニースのcap3000店、日本と同じ。やはり価格と品質素晴らしいな。ずっと欲しかった新しいブラキャミソール購入。丈夫で長持ち授乳にも夏にも強い私にとっての神アイテム。 pic.twitter.com/AKI4gXZvRU
— 幸 (@srdavi3216) 2017年7月1日
昨日ニースから近いcap3000という商業施設内にあるユニクロで買物した。精算後、店員さんが軽く二つ折りにしたレシートを両手に持って差し出してきたのに衝撃。普段スーパー等でがさーっと(時に叩きつけんばかりの勢いで)渡されることにすっかり慣れてしまった自分に気付く。
— 幸 (@srdavi3216) 2017年7月9日
2019年6月21日追記 CAP3000店は7月7日退店
夫も私も大好きなユニクロ、ニースから近いCAP3000店は2019年7月7日をもって退店することになったそうです。
まあなあ、わりと隅っこの方の区画だったし、お客さんの通行量も多くはなかったもんねえ…という印象。契約満了に伴う退店かもしれないけど、残念。
なお、もう一つ大きなポリゴンリビエラというショッピングモール内の店舗は継続だそうです。
フランス版母親学級案内と妊婦手帳が届きました。
2016年9月下旬、ものすごく遅ればせながら妊娠届を出したのですが*1、昨日、県からA4サイズの封書が届きました。
開封してみたところ、母親学級(La préparation à l'accouchement)の案内と、母子手帳ならぬ妊娠手帳(Carnet de maternité)が入ってました。
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妊娠手帳(Carnet de maternité)はデカイ。
日本版母子手帳とは違って、出産前後の妊婦に関わるあれこれが記載されています。A4サイズで、中にこれでもかと紙が入っておりました。なんかこう、もうちょっとコンパクトにできないものかなぁ。ちなみに出産後の子供にまつわるあれこれを記録するものは、出産時にもらえるらしい。
左ページは妊娠スケジュール、右ページは産科やエコグラフィーを受信した日などを記入。その他にも妊娠中の注意事項や、出産準備についてなど、色々描いてあります。もちろん全てフランス語です。
母親学級は4コース7授業。100%保険でカバー。
8ヶ月に突入するし、そろそろ行かなきゃならんよねーとググったりL"assurance Maladieのサイトなどをチラ見していた矢先に、母親学級の案内が届きました。
案内によると参加費用は100%セキュリテソシアルでカバーされるとのこと。助かる。相当遅れて妊娠届を出したので、この手のサービスは受けられないかもしれないと思っていたので。Carte Vitaleが届いたら予約しよう。
母親学級は4コース7授業の構成になっているようです(2016年10月現在のAlpes-Maritimes県の場合)。
Cours No.1
Le trousseau maman-bébé pour la maternité
(母子の衣類一式について)入院で準備するもののこと?
Les signes de départ pour la maternité
(病院に行くサイン)
Cours No.2
La respiration(呼吸法)
Le travail et l'accouchement(陣痛と分娩)
Cours No.3
L'alimentation du nouveau-né: allaitement maternel et artificiel
(新生児への授乳:母乳とミルク(人工栄養))
Cours No.4
Le séjour à la maternité(入院(病院での滞在)について)
Le retour à la maison(自宅に戻ってから)
「陣痛ってLe Travailなのか!」なんてことに驚愕しながら( )内を訳してみました。Travail(まず覚えるのは「働く」)の守備範囲広すぎ。「宿題しろ」とかもこれでまかなえますし。ちなみに病院の分娩室は「Salle de Travail」だそうです。
Google翻訳でまるっと訳そうと試みましたが、のっけから「母性のための嫁入り道具の赤ちゃんのママ」になったので、横着せずに一つずつ辞書ひいてみました。
8か月に入りました。
子宮下垂を維持しておりますが、胎児の経過は順調のようです。先週のエコグラフィー検査で先生から「頭が大きい。(私と夫をちらっと見て)ご両親も大きいからね」と言われました。
先週末に学校から戻った義弟の風邪をあっさりもらってしまいました。食事時以外はさして接触もなかったのに、妊娠中は免疫力が落ちるというのは本当らしい。夫、義弟に激おこ(そう言われても…)。
うっかり服薬もできないので、ひたすら寝て水飲んでハチミツ舐めて喉を温めて、なんとか回復傾向。咳をすると子宮が出そうになるのも最早デフォルトになっております。
女性の皆さん、日頃から骨盤底筋を鍛えましょう。
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*1:本来14週目までに出さなければいけないところ、保険加入手続きの関係で7ヶ月に入ってから届出しました。
フランス語 cerise sur le gâteau ”完璧な”ケーキをさらに”完璧に”。
フランス語学習で活用しているTV5MONDE、日本語ツイッターアカウント@TV5MONDEjapanがあったんですね。
週末にたまたま見つけてフォローしたんですが、気に入っているのがフランス語の比喩表現。
その中の一つで「C’est la cerise sur le gâteau(セ ラ スリーズ スュー ル ガトゥ)」
[フランス語表現 - 食べ物]
— TV5MONDE Japon (@TV5MONDEjapan) 2016年10月5日
C’est la cerise sur le gâteau
(直訳:ケーキの上のサクランボ)
意味:これがなくては様にならない(皮肉を込めて使われることが多い) pic.twitter.com/Uusf8LMIok
続きを読む
フランス映画「Les Emotifs Anonymes(匿名レンアイ相談所)」
Netflixでフランス語の勉強を口実とした映画鑑賞。
今回は「Les Emotifs Anonymes」。
2011年に日本でフランス映画祭なるイベントが開催された際の上映作品だったそうで、邦題は「匿名レンアイ相談所」。タイトルがまた#女性映画が日本に来るとこうなる感があります。
ちなみに英題は「Romantic's Anonymous」なので、原題のアレンジは日本ばかりではないのですね。
Anonymeが「匿名」という意味なので、邦題はここから持ってきたのでしょうね。
続きを読む主人公は小さなチョコレート工場を経営するジャン=ルネと、その工場にセールス担当として採用されたアンジェリック。実は有能なチョコレート職人であったアンジェリックは、次第に職人としての才能を発揮し始め、傾きかけていたジャン=ルネの工場は救われる。チョコレートへの愛という共通点を持つ二人は必然的に惹かれ合うが、もう一つの共通点が二人の恋愛の邪魔をする。それは人づきあいが極端に不器用で、自分の感情をうまく表現できないことであった。ジャン=ルネとアンジェリックは、それぞれ心理カウンセラーや同じ悩みを持つ人々からのアドバイスを受けつつ、二人の間に横たわる障害を克服しようとする……。
栗はマロンではない。
スーパーに行ったら栗が売ってました。1kgあたり約6.5ユーロ、安っ(日本に比べて)!
粒が大きいし、剥く手間を考えたら10個でいいやとできるだけ大ぶりのものを購入。
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栗は"マロン"ではなかった
ちょっと前に夫とスーパーに行ったとき、彼が大好きな栗のジャム(Crème de marrons)を買ったんですが、
「栗ってホントはマロン(marron)じゃなくてシャテーニュ(châtaigne)って言うの」
と教わりました。
シャテーニュでできてるけど、クレム・ド・マロン(発音としてはマホンが近い)。そして栗を甘く煮たのはマロングラッセ。
最初なんのこっちゃと思っていたのですが、どうやら以下の定義があるそうです。
フランスでは2種類ある「栗」、marron(マロン)とchâtaigne(シャテ-ニュ)の違いからお勉強するといたしましょう。まず、お話を簡単に進めるために、フランス語で果物のなる木を表すときは、その果物名に普通-ierか-erをつけると覚えてください。つまり、marronと呼ばれる木の実は、基本はmarronier(マロニエ)と呼ばれる木に、châtaigneと呼ばれる木の実は、châtaignier(シャテニェ)と呼ばれる木になると考えられます。
ところが、話はややこしくなって、このmarronierになるmarronは別名marron d'Inde(マロン ダンドゥ)と言って食べられません。さらに、châtaignierと呼ばれる木は、châtaigneと呼ばれる木の実と、marronと呼ばれる2種類の木の実をつけます。実は、「マロングラッセ」などで有名な、「マロン」とは、このchâtaignierにできるmarronというわけ。(中略)
木になっているchâtaigne
châtaigneとmarronの違いは複雑で、いろいろ細かい定義があるようですが、要は、bouge(ボグ/イガ)の中に入っている実が小さくていくつかの実に別れている小型の栗をchâtaigne、大きいものがmarronと考えればいいでしょう。
説明を読んだところで、ややこしいことには変わりなかった…。なんでこんなややこしいことするかな、フランス語。
いずれにせよ、スーパーなどでの表示は「châtaigne」になっているので、「marron」で探しても見つかりません。
栗ご飯にして食べてみた。
いろいろブツブツ言ってますが、食べてみれば栗は栗。日本で売ってるものより、ちょっと水分少なめかもしれません。
栗ご飯にして、美味しくいただきました。
こちらのレシピを参考にしました。
ちなみにスーパーで買ったマロンクリームはこちら。缶入りっていうのが気に入ってます。夫が子どもの頃から食べてる商品で、「あんこか?!」というくらい、パンやヨーグルトにたっぷりつけて食べています。というか食感がもうあんこ。
日本でよく見るのはこっち。カルディとかで買う感じですかね。こちらのスーパーでも定番です。
こんな記事も書いています。
別ブログでの投稿ですが、マロンクリーム使って「どらやき」を焼いた話。
フランス語試験DILF(A1)が終わりました。
本日は、移民局(OFII)から指示されているフランス語試験DILF(レベルはA1.1)の日。
語学学校の先生や、先に受験を済ませたクラスメートからは「超×3簡単」と聞いてはいましたが、実際どうだったかというと、かなり簡単でした。結果は11月に発表になりますが、よっぽど解答欄を間違えるようなことをしてない限りは大丈夫だろうと思われます。
とは言え、これはフランスに200時間も無料でフランス語の授業を受けさせてもらったからこそ言えるセリフです。調子に乗ってはいけない。
フランスに入国した、フランス語がおぼつかない移民に課されるフランス語テストは、今年制度変更があったそうで、2016年7月以降に移民局での滞在許可手続きを取った人は、DILFではなくDELF(レベルはA1)という試験が対象になるそうです。受験料85ユーロは本人負担。
そのため、DILFについてのあれこれは、今後はあまり参考にならないかもしれません。ちなみに学校の先生によれば、DELF(A1)はDILFより「ちょっと難しい」とのこと。
※2017年11月15日追記:後日知人から聞いた話では、DILF/DELF(A1)ディプロム取得については義務ではなくなった模様です。移民局(OFII)から指示された時間の授業を受ければいいだけに変更されたみたいです。
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DILF(A1.1)を受けてみた感想
筆記試験
- 基本的には、語学学校の授業で繰り返しDILF/DELF対策を行ってくれていた内容の延長という感じでした。問題によっては練習問題の方が難しかったかも。
- イラストの内容と一致するメッセージを聞き取るとか、メモや看板などのイラストから情報を読み取ること、日時・電話番号を聞き取ることなど。
- 出題されるだろうなぁと思ってやっぱり出たのは、「家族や知人に用事を頼むメッセージを書いてください(20単語以上使うこと)」。聞き取りや選択問題は問題ない人でも、わりと苦手とするのが文章作成問題だと思います。出題内容に関係する語彙をある程度覚えていないと対応できないし、文法も気になって結構厄介。ちなみに、今回は「バカンス中に友人に家の鍵を預けるが、家のことでやっといて欲しいことを書け」という内容でした。学校でいくつか練習問題をやると思いますが、今まで教わったことを踏まえると、この手の問題の回答をなんとなくそれっぽく仕上げるには以下のような形にしてしまうと良さそうです。
多少のスペルミスや単語の抜けがあっても、ダラダラと文章にするよりは意図が分かりやすくなるんじゃないかと思われます。
挨拶(Bonjour、Salutなど)+◯◯(友達とか家族の呼称)
前書き(明日からバカンスだから鍵を預けます。それで以下のリストのことをやっといてもらえないかしら?)
リスト(具体的にやっておいて欲しいこと。ここで単語数を稼ぐ)
結びの挨拶(ありがとう、よろしくね、またね、ビズ、など)
名前
口頭試験
試験官と1対1で会話します。試験時間は15分とされていますが、実際は5分ほどで終わりました。
- 名前や誕生日、国籍や結婚・子供の有無、職業、スポーツはするか?などの、学校で自己紹介をするときのような内容が最初にありました。
- 「この写真の中で一番安いものはどれ?その値段はいくらか言ってみて?」という問題。これは数字を言えないとちょっと大変かな。
- 次に、写真を見せられて「これはどういう状況?何してる?何人いる?」などを説明する。これも学校で結構練習しました。写真や絵を見て「男の人がいる。髭があって帽子をかぶってる」など「見たまんまじゃん」みたいなことを、覚えたフランス語を使って我先に言うんです。語学学校でこの手の練習があったら、積極的に発言する癖をつけておくといいと思います。
- 私は「右足首を押さえて床を転げ回って痛がっている男の人」の写真を見せられて大変困りました。「足首」知らんし、「骨が折れた・捻挫した」も言葉が出てこない。仕方ないから、「彼は問題があって困っている」という答えになってるんだかなってないんだか(なってない)みたいなことをとにかく答え、「すいません、これは私には難しい」と言い訳したら、「ま、これはちょっと難しいから」と受け流してもらえました。
口頭試験について語学学校からのアドバイスは、「考え込んで無言になるのはダメ、とにかく何かしゃべれ」というものでしたが、実際その通りだと思います。
前日の夜に、夫がシミュレーションをやってくれたのですが「質問を理解しても、単語で返事するのは子供っぽいから、間違っていても前後に言葉をつけて文章にして答える方がいい」と言われたので、そのように頑張ってみました。
召喚状(Convocation)が届いてなくても受験させてもらえる。
なんと受験者の中に、OFIIから召喚状(convocation この場合は受験票的な紙)が届いてない人がいました。30人くらい受験者がいて、そうなってるのは1人だけだったのでおそらくレアケースだとは思います。とはいえ、ここはフランス。郵便物が届かない、送ったつもりで発送してないっていうのは「あるある」。
結局、身分証明書(パスポートなど)はちゃんと持参していたので、無事に受験が認められていました。言ってみるもんですね。肝に銘じておこう。
「簡単だったよ」に油断してはいけない。
フランスが一定の費用負担をしてまで、移民にフランス語学学校や試験を課すのは、フランスでちゃんと自立・自活してもらう(最終的に納税してもらう)ためだと思います。
DILFにしろDELFにしろ、周囲(学校やクラスメート)が安心させるために言う「簡単だから」に甘んじてはいけません。
授業には真面目に出席してるけど、課された200時間のうち半分を終えても、日付や簡単な質問も答えられないような人もいました。私のいた学校は、気の良い人が多くて、助けるつもりで答えを見せてあげたり、代わりに問題解いてあげようとしたりするですが、これ結局は本人のためにならないので私は極力断ってました(その代わり一緒に考えてあげるようにしてた)。今も「あの子は大丈夫かなぁ」と思い出す子もいます。
フランス語ゼロを脱したのは国レベルでの制度のおかげ。
移民向けの色々な制度があるのを知らずに、フランス語ゼロで渡仏してきましたが、おかげさまで少なくとも「ゼロ」からは脱出したように思います。これもフランスのサポートあってこそ。移民排斥とか宗教問題とかポピュリズム台頭とか色々ややこしい状況があるのも事実ですが、本当すごいと思う。
日本で人材不足から外国人労働者受け入れを拡大する政策を検討し始めているというニュースなどを見聞きするにつけ、日本に働きに来た人たちの日常生活を下支えする制度を、企業(雇用者側)に課すのではなくて、国レベルで整えてあげなきゃいけないんじゃないかなぁと思ったりしています。
それはさて置いて、やっぱりDELF(A1)受験してみようかなぁ、と思い始めております。自費だけど。目標決めてやったほうが続けられそうだし。
ただいま検討中です。
日本から持ってきた、わりと気に入っている一冊。もう一回読み直そう。
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コルドン・ブルーとカルフールPBについて。
渡仏して時々食べるようになったのが、「コルドン・ブルー(Cordon bleu)」。
最初に夫から「食べたい」と言われた時は、「それ料理学校の名前じゃないの?」と聞き返して「は?」という顔で見られたものでした。
続きを読むセキュリテソシアル加入への道(6)顔写真と署名用の台紙が届いた
先週、l'Assurance Maladieから、最終的な番号の証明書(Attestation)が発行され、そしてやっとやっと、保険証(Carte Vitale)に印刷する顔写真を送るための台紙が届きました(歓喜)
即日、顔写真はって署名して返信用封筒で送り返しておきました。
「保険証ゲットのための簡単な手続き」
台紙には「Pour obtenir une carte Vitale, c'est simple!」(保険証を取得するために、簡単!)と書いてあります。
もうここに至るまでに、かなりの手間と時間を食うので、写真と署名を送ればいい「だけなんて!」と思ってしまうくらいには洗脳されてる気がする。
- 届いた台紙に、署名し、顔写真(カラー3cm×4.5cm)を貼り付け
- 身分証明書のコピー(パスポートと、念のため滞在許可証)
以上を同封の返信用封筒に入れて投函します。
あとは待つだけ。10月中にはCarte Vitaleが届くといいなー。
さて、次は運転免許証切り替えの手続きを始めるとしよう…。で、それが終わる頃に滞在許可証の更新手続きの時期が来るんだぜ⭐︎
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大使館出張サービスデーで日本の母子健康手帳をもらった。
今日はニース市内でのマルセイユ領事館出張サービスがありました。
私は、日本の運転免許証をフランスの免許証に切り替えるための書類を受け取り。申請は2週間前に郵送で済ませていました。
空いてるかなと思いきや、思ったより人が来てました。
私がいた間は、パスポートの受領できてる人が多かったような印象。そりゃみなさん、ここぞとばかりに用事片付けるよね。だって、ニースからマルセイユまでTGVで片道3時間、往復6時間(これは車で行ってもさほど変わらない)。ほぼ1日がかり。お金も時間もかかります。今日来てた人たちだって、ニースに来るのにすらそこそこ時間がかかる人もいたと思う。日本国内のように、もう少し郵送でいろいろ対応してもらえるようになればいいのに。
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ちなみに、日本で言うところの「印鑑証明」に相当する「署名証明」なんて、申請も受領も領事館に行かないといけないんですよ。こういう出張サービスの機会をうまく利用しないと、マルセイユ2往復ですから(白目)。
別に使用予定ないけど作っとこうかとも思いましたが、どうせ6ヶ月もしたら有効性が失われるだろうからやめました。でもいつか必要になったらマルセイユ2往復…。
(本人確認の強い味方「印鑑証明」は、日本の住民登録抹消と同時に失効します。なお、国内で住所移転した場合も、旧住所地での登録は抹消されるので、新住所地での再登録が必要です。)
ところで、来館していた方の一人が「母子手帳もらえますか?」と職員の人に聞いていたのを聞きつけまして、私ももらえないか聞いてみました。
妊娠3か月から出産後1歳くらいまでであればOKということなので、「今、妊娠中です」といったところ「あ、じゃあどうぞ」と、なんか観光パンフレットのごとく、あっさりもらえました。文庫本より一回り大きいサイズ。
ネットなどでは、申請方法などがまとまってるサイトなども見かけていたので、ちょっと拍子抜け。まあ、ここはフランスだし、フランスで産むし、ちょっと手続きが違うのかな。
出産後から5歳くらいまでの記録だけでなく、妊娠中の記録なども書き込めるようになっているので、ぼちぼち書いてみようかなぁ。
フランスでは出産すると病院などで、carnet de santé(カルネ・ド・サンテ)という手帳がもらえるとのことなので、出産後本当に必要なのはこちらの方でしょう。
それにしても、ホテルの貸会議室で開催された領事館出張サービス。その部屋の中だけ「日本」だったのが、なんか面白かったです。
みんな日本語話してる!!っていうのが、もはや不思議な感覚になりつつあります。
そして、手に入れると欲しくなる母子手帳ケース…。なんか適当に作るかなぁ。
フランス映画「ENSEMBLE, C'EST TOUT」
フランス語字幕で映画やドラマを見てみるチャレンジを、ポツポツと続けています。
というか、渡仏してからこっち、映像作品は、ドキュメンタリーか日本制作の作品以外は滅多に日本語吹替・字幕のものは見つけられないため、専ら英語字幕かフランス語字幕になっていまして、否が応でも慣れざるをえない環境です。
で、昨日は邦題「幸せになるための恋のレシピ」というオドレイ・トゥトゥ主演の映画をNetflixで鑑賞しました。
映画は、オドレイ演じるカミーユが、健康診断で医師に名前や生年月日、職業を告げるシーンから始まります。
「あ、これは全部語学学校でひととおり習ったやつ!フランス語で全部わかる!」というだけの理由で、私の心のハードルが一気に下がり(とても重要)、最後まで鑑賞することができました。
#女性映画が日本に来るとこうなる
さて、しばらく前にツイッターなどで「#女性映画が日本に来るとこうなる」というハッシュタグが流れました。
海外映画が日本に入ってくる際に、タイトルからポスタービジュアルまで大きくオリジナルからイメージが変更される事例がいくつも紹介されて、大変面白がって見ていたのですが、この映画もその一例だなぁと思います。
本作品は、男女3人の共同生活の中でいろいろあって最後ハッピーエンド、という内容。まあ女性映画ですよね。
ご多分にもれずこうなりました。
本作品の邦題は「幸せになるための恋のレシピ」。しかし率直に言って「レシピ全然関係ない」。確かに登場人物の一人であるフランクはコックだけども、さしてストーリーに絡む料理シーンは無く、料理をきっかけに何かが起こるわけでもない。
原題は「Emsemble, c'est tout」で「一緒にいること、それが全て」という感じです。まあ、確かにこれを直訳したタイトルで日本で公開しても伝わりづらいのはわかるけどやな…。
そしてビジュアルイメージも、オリジナル版に比べて、日本版はレシピ感(コック服とか)を前面に押し出しポップでピンクでキュートな感じになっています(ピンク感重要)。上記のAmazonのリンク参照のこと。
繰り返しますが、レシピ関係ありません。
フランス語初学者には悪くない映画です。
映画自体は、まったり見るにはとても良かったし、登場人物のフランス語も、字幕があれば聞き取れるセリフが多くて、フランス語初学者には良いんじゃないかと思います。
日本語字幕つきの予告編が見つけられなかったので、英語字幕版を貼り付けておきます。
フランス語学習用に、しばらくしたらまた見てみよう。
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Journées du Patrimoine にちょっとだけ参加してみた。
9月の第3土・日曜日は「Journées du Patrimoine(ジョルネ・ドゥ・パトリモワン)」というフランス全土の文化遺産・建築などが無料で公開されます。
ニースでも対象となっている施設が結構あります。
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せっかくなので普段行かない美術館とか行っちゃおうよ、と勢いよく出かけたのですが、あまりの好天でつい海まで散歩してそのまま夕方まで日向ぼっこしてしまいました。
が、帰りがけに通常は外からしか見られない「Palais de la Préfecture」が解放されていたので「せめて一つくらいは見ておこう」と入ってみました。
Palais de la Préfecture(パレ・ド・ラ・プリフェクチュール)
しょっちゅう外から眺めている建物なので、外観などは撮り忘れ。
初めて入った建物内の2階バルコニーから海側の眺めはこんな感じ。これはいいわ〜。
大広間はこんな感じ。なんででしょう、シャンデリアとか天井絵画を見ると無性にテンション上がってしまうのは。
大食堂。
「こんな立派な建物とは知らなかった」とちょっと驚いてました。確かにメンテナンス行き届いてました。
他にも対象施設はたくさんあるので、来年はもうちょっと気合入れて行ってみよう、と思いました。
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