栗はマロンではない。
スポンサーリンク
スーパーに行ったら栗が売ってました。1kgあたり約6.5ユーロ、安っ(日本に比べて)!
粒が大きいし、剥く手間を考えたら10個でいいやとできるだけ大ぶりのものを購入。
スポンサーリンク
栗は"マロン"ではなかった
ちょっと前に夫とスーパーに行ったとき、彼が大好きな栗のジャム(Crème de marrons)を買ったんですが、
「栗ってホントはマロン(marron)じゃなくてシャテーニュ(châtaigne)って言うの」
と教わりました。
シャテーニュでできてるけど、クレム・ド・マロン(発音としてはマホンが近い)。そして栗を甘く煮たのはマロングラッセ。
最初なんのこっちゃと思っていたのですが、どうやら以下の定義があるそうです。
フランスでは2種類ある「栗」、marron(マロン)とchâtaigne(シャテ-ニュ)の違いからお勉強するといたしましょう。まず、お話を簡単に進めるために、フランス語で果物のなる木を表すときは、その果物名に普通-ierか-erをつけると覚えてください。つまり、marronと呼ばれる木の実は、基本はmarronier(マロニエ)と呼ばれる木に、châtaigneと呼ばれる木の実は、châtaignier(シャテニェ)と呼ばれる木になると考えられます。
ところが、話はややこしくなって、このmarronierになるmarronは別名marron d'Inde(マロン ダンドゥ)と言って食べられません。さらに、châtaignierと呼ばれる木は、châtaigneと呼ばれる木の実と、marronと呼ばれる2種類の木の実をつけます。実は、「マロングラッセ」などで有名な、「マロン」とは、このchâtaignierにできるmarronというわけ。(中略)
木になっているchâtaigne
châtaigneとmarronの違いは複雑で、いろいろ細かい定義があるようですが、要は、bouge(ボグ/イガ)の中に入っている実が小さくていくつかの実に別れている小型の栗をchâtaigne、大きいものがmarronと考えればいいでしょう。
説明を読んだところで、ややこしいことには変わりなかった…。なんでこんなややこしいことするかな、フランス語。
いずれにせよ、スーパーなどでの表示は「châtaigne」になっているので、「marron」で探しても見つかりません。
栗ご飯にして食べてみた。
いろいろブツブツ言ってますが、食べてみれば栗は栗。日本で売ってるものより、ちょっと水分少なめかもしれません。
栗ご飯にして、美味しくいただきました。
こちらのレシピを参考にしました。
ちなみにスーパーで買ったマロンクリームはこちら。缶入りっていうのが気に入ってます。夫が子どもの頃から食べてる商品で、「あんこか?!」というくらい、パンやヨーグルトにたっぷりつけて食べています。というか食感がもうあんこ。
日本でよく見るのはこっち。カルディとかで買う感じですかね。こちらのスーパーでも定番です。
こんな記事も書いています。
別ブログでの投稿ですが、マロンクリーム使って「どらやき」を焼いた話。