フランスで出産準備講習(1)la préparation à l'accouchement
1回目の出産準備講習
月曜日、1回目の出産準備講習(la préparation à l'accouchement)に行ってきました。
全4回のうちの1回目。グループではなく個別レッスンです。
私たちを担当してくれる助産師さん(sage femme)はとても良い人で、初回のカウンセリングの時同様に、可能な限り私でも分かる平易なフランス語を選び、ゆっくりとしたスピードで話してくれました。
こういう心配り、ほんとに嬉しい。
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最初の講習で今回学んだこと
さて、私は麻酔を使用する分娩、いわゆる無痛分娩を予定しています。
今回教わったのは、およそ以下のようなこと。
- 陣痛が始まってから間隔が5〜10分になったら、病院に行くこと。大体2時間は余裕があるので、その間はシャワーを浴びたりして体を温めると痛みが和らぐ。急いで病院に来ても、子宮口が開いてなければ家に帰されることもあるので、落ち着いて対処をすること。
- 破水してしまったら、すぐに病院にいくこと。
- 病院までの移動には、救急車を呼んでも良い(急ぐ場合は)。事前にタクシーを手配しておくのも良い。(バイクで行くのはやめるように)
- 病院についたら、麻酔医の問診を受ける。子宮口が開き、分娩準備ができているようなら麻酔処置。背中から麻酔のチューブをつなぐとのこと。太股の感覚がなくなるほど麻酔が強すぎるといきめないので、定期的にチェックして麻酔の状況を確認する。
- 分娩時の態勢は、仰向けでも横向きでも、どちらでも楽なほうでしたら良い。なお、横向きのほうが会陰が切れにくいとのこと。
- 赤ん坊の頭が出たところで、医師が呼ばれ、処置をする。
- 出産後、2時間、赤ん坊を母親が胸の上で抱っこし触れ合わせる。その間に小児科医による検査(主に目視/触診のみの検査。詳細は後日実施)や授乳を行う。
- へその緒は父親が切っても良い。
今回一番驚いたのは、横向きで出産する方法もありということ。知らなかった(いや、知らないことばっかりなんだけども)。帰宅してすぐに横向き出産についてググってしまった。
夫は今からへその緒を切る心の準備をしているようです。
フランスの助産師さんは、日本の分娩について興味津々だった。
助産師さんが日本の出産方法に非常に関心を示し、キラキラした目で「知りたい!」と言われてしまったので、「日本で出産したことないから実際のところはわからないけど調べてくる」と約束してしまいました。ちゃんとしたサイトを探して調べよう。
日本では麻酔を使わない自然分娩が主流であるという話をしたところ、「フランスも20年くらい前までは、それが一般的だった」とのこと。
ちなみに、4人出産した義母(フランス人)にも、今回の母親学級の話をしたら、出産後2時間の赤ちゃんとの時間も、彼女の時は胸の上で抱っこではなく、母親の横に寝かせるという方法だったらしいです。「今の方法はすごくいいよね。私も触りたかったのよー」と言ってました。
それにしても、日本語では麻酔を使う場合を「無痛分娩」というけど、この流れで行くと、麻酔してもらえるまで結構長く陣痛に耐える時間がありそうじゃないか、「無痛」じゃないじゃんと改めて思いました。
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ジブリ作品DVDは日本国外で買ったほうが安いの?
11月1日は祝日のフランス。散歩がてら夫とFNACへ。
昨日見かけたハロウィンツイートで「なんかジブリ作品見たいね」となり、せっかくだからDVD買おうということで。
😂😂😂😂😂 pic.twitter.com/P5wQiW7dIS
— pandatoria (@pandatoria) 2016年10月30日
FNACの売り場に行ってみて驚いたんですが。
ジブリ作品のDVD、二本立てで19.99ユーロ(値引き前でも25ユーロ)。安い!
続きを読む日本は学校で「世界史」を学ぶがフランスは違うらしい。
夫と、NETFLIXで今見ているのが「マルコ・ポーロ」。シーズン2まで出ています。だいぶフィクション入ってますが、面白いです。マルコ超(打たれ)強い。
さて、ドラマを観ながら夫と話していて知ったのですが、「フランスの子供たちは、モンゴルや中国の歴史を学校で習わない」のだそうです。
ほんとに?!
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日本の歴史教育
私は、中学校でも高校でも、世界史の授業は好きでした。世界史Aとか世界史Bとか。学生だったのはだいぶ以前のことなので学習指導要領も改訂されているでしょうが、日本史と世界史を絡めてトータルで広く浅く網羅的に学ぶことに変わりはないようです。
高校では、現在の「世界史A」と「日本史A」を融合し、日本と世界の近現代史を合わせて学ぶ新科目「歴史総合」を新設、必修とする。合わせて「地理総合」が必修となる。「世界史B」「日本史B」はそれぞれ「世界史探求」「日本史探求」となる。
中国王朝も「殷、周、新、漢、三国、晋」とか呪文のように覚えたものだし、「日本の◯◯時代の時、世界ではなにがあったか」を年表作ったり丸暗記した。
モンゴルのチンギスハーンとかフビライハーンとか、モンゴル帝国がどこまで勢力拡大していたか等も習った。特にモンゴルは「元寇」で日本に攻めて来てるし、「神風」で難を免れたとか、その関連から教科書には絶対出てくるし。
一方、フランスはほぼ自国の歴史のみ。
この話の流れで、夫がフランスの歴史のカリキュラムについてググってみたところ、中学・高校の歴史教育では、ほぼフランスの歴史しか学ばない状況は、今でも変わりないようです。
フランスの歴史教科書。日本では日本史と世界史をわけて教えるが、フランスではわけない。
世界の歴史を扱う一本立て。ってことになっているのだが、“三巻を通じて、記されているのは、ほぼすべてフランスとその周辺地域の歴史に限られている”のだ。フランスの歴史教科書で、日本はどう扱われているだろうか?
ほとんど出てこない。日露戦争ではじめて登場する。つまり明治維新以前は、まったく出てこない。
これは、フランスに限った話ではない。イギリス、オランダでも、ほぼ同様。ヨーロッパ諸国では、非ヨーロッパの過去は、自国と関連しない限りほとんど登場しないのだ。
少々古いですが、こんなレビューもありました。
日本は学ばざるを得なかったんだね。
日本の歴史学習でも、アフリカや南米などの歴史は、中国やヨーロッパの歴史と比べて扱いが小さかった記憶があります。
例えば、以前、移民局(OFII)の市民講座で隣席になったエチオピア人から、エチオピア王族と日本の皇族の交流の話を聞かされた時、彼自身はそれゆえに日本に親しみを持って私に接してくれていたのに、私自身は初耳だったため「知らなくてごめんね」と何だか恐縮してしまったことがあります。
授業時間数には限りがあるため、日本に関わりの深いところから重点的に学習していくのは否めない。
でも、世界史を網羅的に学習しないフランス、する日本っていう違いをみると、幕末に黒船が浦賀にやってきて鎖国が終わり明治時代になって、日本が近代化するために、他国列強に追いつくために「世界の歴史を知る」必要があったことが、今の歴史学習に繋がっているんだろうなぁと感じました。
ちなみに江戸時代が終わって、まだ150年経ってないんですって。江戸時代が1868年までなので、2016年現在で148年です。ひょえー。
「歴史を知る」って大事なことだと思う。
義父(日本人)にこの話をしたところ「僕の妻(私の義母)もそうなんだよ、そもそも知らないんだよね」と激しく同意されました。
義父は、息子の一人が子供の頃「中国人が!(というか、アジア人に対する侮蔑)」と友達にからかわれて泣いて帰った時に、中国文明と日本文化の関係について語り「アジアにルーツがあることはまったく恥ずかしいことでも劣っていることでもない」と諭したことがあるとのこと。
以前、我が家に下宿していたチュニジア人の学生によれば、彼らの歴史はイスラム教の発生の7世紀からスタートしていたそうです。
現在の日本の歴史教育が完璧とは言えない点もあるのでしょうが、広く浅くても、とにかく網羅的に「学び知っている」ってことは、特にこれだけ世界がグローバル化し、繋がっている時代には重要なことなのではないかな、と感じました。
余談ですが。
夫に「日本をJAPAN/JAPONという由来は、マルコ・ポーロの”東方見聞録”から来てる説もあるんだよ*1」と言うと、かなり驚いていました。
こういう豆知識も「世界史」の授業を受けてることの賜物だよなぁ。
読みかけでほったらかしてた「マルコ」本を発見。いい機会だから読んでみよう。
まだ見ぬわが子に「フランスで子育てすることになるから、いずれ世界史の教科書も買ってあげるといいのかなぁ」とか思ってしまう。
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日本のクレジットカードを海外から解約。
日本にいた時から使っていたクレジットカードの有効期限が今年12月で切れるため、この度、少々早めに解約手続きを取りました。
渡仏後すぐにクレジットカードが作れるのかわからなかったため、「念の為」くらいの気持ちでそのままにしていたら、渡仏直後の3月にがっつり年会費を引かれて、いたくショックを受けたのでした。ろくに使わないクレジットカードの年会費って、ダメージ大きい(会社員時代は、年会費のことにかなり無頓着だったため、存在自体忘れてました)。実際渡仏してから2度程しか使わなかった。
会費を払ったからには期限いっぱいまで所持しておこうと思ってそのままにしていたのですが、年末に大きなイベント(出産)を控えているし、うっかり忘れて新しいカードが発行されたり、次年度分の会費が引かれでもしたらたまるか、と思い早めの手続きをとりました。
続きを読む今度は子ども関連の手続き。
やっとセキュリテソシアル(健康保険)の手続きが終わったと思ったら、今度は出産関連の手当の申請手続きですってよー。
先月下旬に、大幅に遅れて妊娠届を提出したのですが、加入者コードを割り当てられ、既にウェブサイトで色々確認できる用意はできています。
出産予定日の42日前(2ヶ月前)になったら送るよう指示された紙もL'Assurance Maladieから届いています。
※妊娠7ヶ月の時に支給されるという出産一時金申請のための手順ではないかと推察しているけど定かではない。問い合わせに行ってみたけど「この紙を送ってくれればいいから!」で終了した。私の仏語レベルでは、その時はそれ以上突っ込むことが出来ず。無念。※12/5追記 出産一時金(手当)ではなくて妊娠に関わる各種検査や分娩/出産費用が保険適用されるための手続きでした。手当はCAFの管轄。
でもやっぱり来た、「あれ出せこれ出せ」。まあ、手当受給には色々制限があるから、それは仕方無い。
要求されてるのは、現在の収入状況と過去2年分の収入明細。
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過去2年分の収入明細ってどうしたらいいのさ。
現在の収入状況を書くのは、さほど難しいことではありません。夫はフランスでサラリーマンやってて、私は専業主婦(無職)だから、とてもシンプル。
問題は、過去2年分の収入明細。
私は日本で働いていたし、夫はカナダで働いていた。
私の直近2年の源泉徴収票と納税通知書はあるけど、給与明細なんて全部廃棄処分してきたし、なんせ日本語だし日本円表記だし。お願いだから翻訳して持って来いとか言わないでほしい。
夫はカナダで働いてたけど、アルバイトみたいな形態だったし。カナダの口座閉めちゃったし、書類があったところで、なんせ英語だしカナダドル表記だし。
これまた、事務所に出向いて聞きに行かなきゃいけないパターンよねー。
ま、色々言ったところで、実は一番大変なのは、事務処理嫌いの夫をなだめすかして、この処理を手伝わせることだったりします。丸投げすると超不機嫌(笑)。
私は本来、この手の事務処理が全く苦にならないのですが、いかんせん仏語レベルが追いついてないのが難点。今から読み込みます。お金のためお金のため。
「フランスで働いてなかったのなら”収入ゼロ”で出せばOK!」って言って欲しい(願望)。
ところで、妊娠を機に母からプレゼントされた本「安心マタニティブック」。
”1日単位”で胎児と母体の様子を知ることができます。初版はもう10年前ですが、お医者さんが監修してる点でも安心。カウントダウン機能もあり、ちょっとした日記も付けられます。ページ下にある格言もなかなか秀逸。贈り物にぜひどうぞ。
今日、うちの胎児は足の爪がはっきり見えるようになったらしいです。
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柿はKAKI。ソースはサムライ。
柿はKAKI。
スーパーで柿を売っていたので、値段をチェックしようとしたところ黒板に「KAKI」と書かれてありました。びっくり。
甘くて美味しかったです。しかも種なし。スペイン産1個0.75ユーロでした。
フランス語で柿は何というのか夫に尋ねてみたところ、「柿はKAKI」とのこと。
ほんとかなぁと思ってググってみたけど、どうやらそのまま外来語として入ってきているようです。
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ソースはサムライ。
フランスのB級グルメ「ケバブ」やサンドイッチなどを買うと、ソースの選択肢に高確率で入ってくるのが「サムライソース」。フランス語で「Samouraï」。あの「侍」からきてるらしい。夫も私もケバブを買うときはだいたいコレを選びます。
フランスで注文の際は「ソースサムライ」と言いましょう(ソースが先)。
マヨネーズとケチャップと唐辛子ペースト(あればレモン汁少々)でできてるピリ辛ソースです。
出来合いのもの(チューブタイプやビン入りタイプ)もその辺のスーパーで買えますが、「Harissa(アリサ)」と呼ばれるペーストがあれば自分で作れます。
小さめチューブタイプだと、一本0.55ユーロ。日本のチューブのわさびや辛子のような感覚。
ちょっとした肉料理とか、揚げ物とかにつけて食べてもおいしいです。先日、どうしてもお好み焼きが食べたくなったのですが、アジアスーパーまでお好み焼ソースを買いに行く気力がなかった(なおかつ高い)ので、夫の提案でサムライソースでいただきましたが、かなり合いました。
ハリッサ 唐辛子ペースト 210ML【ハラル認証】Halal Harissa Chili Paste 北アフリカ料理 チュニジア エスニック料理
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日本にいたときは聞いたこと無かったソース。どっちかっていうとワサビ入れたほうがサムライっぽい気がするけどなー。
思わぬところで日本語にふれた出来事でした。
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セキュリテソシアル加入への道(7)カード来てないけど登録完了
9月末にCarte Vitale(カルトヴィタル つまり保険証)印刷用の写真台紙を提出して半月。
カードはまだ届いていませんが、「諸々の登録は完了したので、知りたい情報はパソコンやアプリを使って確認できますよ」という通知がきました。
手続き毎は、震えるほど遅く手間のかかるフランスですが、オンラインサポートは比較的整っているように思えます。
セキュリテソシアル番号と、通知書に記載のある初期パスコードを入力すれば、使用開始できます。なお、パスコードは初回アクセスの際に、自分の好きなコードに変更すると良いです。
その他に、自分のメールアドレスや、固定電話、携帯電話番号などを登録すると、諸々の連絡をメールやSMSで受け取れるようにもできます。
早速アクセスして、登録情報などを確認してみたところ、
- 氏名・住所・生年月日
- かかりつけ医(Medicine Traitant)
- ミュチュエル(任意保険)情報
などが、正確に登録されていました(ホッ)。
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医療費還付内容なども確認できます。
オンラインで情報が使えるようになると、還付された医療費の明細なども確認できるようになります。
9月下旬から今までに2回還付金が口座に振り込まれていたものの、一体いつ誰に支払った医療費分なのか、計算根拠がどうなってるのかさっぱりわからず困惑していたのですが、これで解決。
ちなみに、妊婦検診の還付は、私がかかっている産婦人科の場合、1回につき60ユーロ支払って、還付は5.9ユーロ。「少なっ!」と思いますが…。
私の場合、産婦人科で支払ったのは60ユーロ。
妊婦検診費の基準額(base de remboursement)は23ユーロ
還付割合は30%(70%は自己負担)
よって還付額は6.9ユーロ
さらに還付手数料1ユーロが差し引かれて
残額5.9ユーロが実際に口座に還付される
ということのようです。どうやら、もともと診察料が高めの産婦人科を選んでいた、ということも支払額と還付額の差が大きくなった一因です。今更先生を変える訳にもいかないので、これは仕方ない。
なお、同じく妊娠に伴って受診するエコグラフィー検査の場合は、基準額100.2ユーロに対し還付割合は同じ30%となっているのですが、実質60%くらい還付されているので、計算根拠がよくわからなかった(そのうち調べてみる)。多い分には差し支えないのですがね。
還付割合は、かかりつけ医(Medicine traitant)を介しているかどうかによっても変わってきます(還付割合がよくなります)ので、ちゃんと選任しとくのが吉。
それにしてもカードはよ。
諸々の登録は、幸い不備なく完了していましたが、肝心要のカードが届かないことには、病院や薬局に行く都度、支払い・還付申請手続きが発生します。
というわけで、めんどくさいけど、役所まで行ってカードどないなってんの?と聞きに行ってこなくてはなりません。やれやれ。
追記>通常、写真送ってから1か月くらいで届くものらしいです。なんでそんなに時間かかるんやろうかなぁ。
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Moovit フランスの公共交通機関利用に便利アプリ
ニースに引っ越してきて、時々バスに乗るんですが、こちらのバスは日本とは異なり「次は◯◯に停車します」と言ったアナウンスや車内表示がありません。降りたいバス停の手前でSTOPボタンを押すと「次とまります」というランプが点灯するのみ。
見知った停留所での乗降ならいいのですが、役所手続きなどで初めて行く場所だったりすると、あらかじめ「ここから◯番目のバス停で降りるのだ!」と硬い決意をし、GoogleMapで自分の現在地を追いながら、窓にへばりついて停車するたびにバス停名を確認しないと落ち着かない、という状況でした。まあ、ごくたまにしかないことなので、「フランスだし」で済ませていました。
そんな話を語学学校でしていた時に、クラスメートから「私、このアプリ使ってる」と教えてもらったのが「Moovit」。
最寄りの駅・バス停から目的地までを数ルート提示してくれます。ニースの場合だと、バスとトラムとSNCFなどが候補として上がってくるので、その組み合わせになります。
そして、一番ありがたいことは「目的地まであと◯駅ですよ。だいたい◯分で到着予定です」と定期的にアラートを出してくれること。「あなたは今このバス停にいますよ」というのもわかります。
時刻表どおりの運行状況でない場合でも、割と臨機応変に対応して誘導してくれます。
このアプリを利用し始めてから、バス乗車中のストレスがほぼなくなり、本を読んだり、携帯をいじったりしていることができるようになりました。
ちなみにトラムやSNCFは「次は◯◯」というアナウンスも車内表示もあるので大丈夫です。
フランスの都市部や他のヨーロッパの国々、北米・中南米でも利用できるようです。(日本は現在未対応の様子。ま、他のアプリいっぱいあるしね)
地元民にも優しいMoovit、観光などでいらっしゃった方も利用してみるといいでしょう。
ニースにユニクロが来るよ。→2019/7/7 CAP3000退店(悲)
昨日ポストを開けたら一番上にこのチラシ。
「うん、ユニクロね」と普通に受け止めた直後に「あっ、ここフランス!」って思いました。
日本だったら飽きるほど見ているユニクロのチラシなので、うっかり。
我が家からはバスを乗り継いで1時間ほどの場所にあるCAP3000(キャップトワミル)というショッピングモールに新規開店するそうです。
地元紙Nice-Matin(ニースマタン)によると広さは900㎡(でAppleの向かい)。ユニクロ店舗サイズでいうと中くらいサイズですかね。
ウルトラライトダウン(Doudounes Ultra Light)、一昨年買ったのが薄汚れてきたし買い換えたいなぁ、日本から送ってもらおうかなぁなどと考えていたので、これはちょっと嬉しい。
1ユーロ114円換算(2016年10月現在)で8,000円くらい。日本で買うのとさほど変わらないですね。(に、しても、一時期に比べてユニクロもじわっと値上がったなぁ。)
実はこっちに来てからまだ一度もCAP3000に行ってないので、これにかこつけて行ってみようと思ってます。
後日、行ってみました。
1年半ぶりのユニクロ。ニースのcap3000店、日本と同じ。やはり価格と品質素晴らしいな。ずっと欲しかった新しいブラキャミソール購入。丈夫で長持ち授乳にも夏にも強い私にとっての神アイテム。 pic.twitter.com/AKI4gXZvRU
— 幸 (@srdavi3216) 2017年7月1日
昨日ニースから近いcap3000という商業施設内にあるユニクロで買物した。精算後、店員さんが軽く二つ折りにしたレシートを両手に持って差し出してきたのに衝撃。普段スーパー等でがさーっと(時に叩きつけんばかりの勢いで)渡されることにすっかり慣れてしまった自分に気付く。
— 幸 (@srdavi3216) 2017年7月9日
2019年6月21日追記 CAP3000店は7月7日退店
夫も私も大好きなユニクロ、ニースから近いCAP3000店は2019年7月7日をもって退店することになったそうです。
まあなあ、わりと隅っこの方の区画だったし、お客さんの通行量も多くはなかったもんねえ…という印象。契約満了に伴う退店かもしれないけど、残念。
なお、もう一つ大きなポリゴンリビエラというショッピングモール内の店舗は継続だそうです。
フランス版母親学級案内と妊婦手帳が届きました。
2016年9月下旬、ものすごく遅ればせながら妊娠届を出したのですが*1、昨日、県からA4サイズの封書が届きました。
開封してみたところ、母親学級(La préparation à l'accouchement)の案内と、母子手帳ならぬ妊娠手帳(Carnet de maternité)が入ってました。
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妊娠手帳(Carnet de maternité)はデカイ。
日本版母子手帳とは違って、出産前後の妊婦に関わるあれこれが記載されています。A4サイズで、中にこれでもかと紙が入っておりました。なんかこう、もうちょっとコンパクトにできないものかなぁ。ちなみに出産後の子供にまつわるあれこれを記録するものは、出産時にもらえるらしい。
左ページは妊娠スケジュール、右ページは産科やエコグラフィーを受信した日などを記入。その他にも妊娠中の注意事項や、出産準備についてなど、色々描いてあります。もちろん全てフランス語です。
母親学級は4コース7授業。100%保険でカバー。
8ヶ月に突入するし、そろそろ行かなきゃならんよねーとググったりL"assurance Maladieのサイトなどをチラ見していた矢先に、母親学級の案内が届きました。
案内によると参加費用は100%セキュリテソシアルでカバーされるとのこと。助かる。相当遅れて妊娠届を出したので、この手のサービスは受けられないかもしれないと思っていたので。Carte Vitaleが届いたら予約しよう。
母親学級は4コース7授業の構成になっているようです(2016年10月現在のAlpes-Maritimes県の場合)。
Cours No.1
Le trousseau maman-bébé pour la maternité
(母子の衣類一式について)入院で準備するもののこと?
Les signes de départ pour la maternité
(病院に行くサイン)
Cours No.2
La respiration(呼吸法)
Le travail et l'accouchement(陣痛と分娩)
Cours No.3
L'alimentation du nouveau-né: allaitement maternel et artificiel
(新生児への授乳:母乳とミルク(人工栄養))
Cours No.4
Le séjour à la maternité(入院(病院での滞在)について)
Le retour à la maison(自宅に戻ってから)
「陣痛ってLe Travailなのか!」なんてことに驚愕しながら( )内を訳してみました。Travail(まず覚えるのは「働く」)の守備範囲広すぎ。「宿題しろ」とかもこれでまかなえますし。ちなみに病院の分娩室は「Salle de Travail」だそうです。
Google翻訳でまるっと訳そうと試みましたが、のっけから「母性のための嫁入り道具の赤ちゃんのママ」になったので、横着せずに一つずつ辞書ひいてみました。
8か月に入りました。
子宮下垂を維持しておりますが、胎児の経過は順調のようです。先週のエコグラフィー検査で先生から「頭が大きい。(私と夫をちらっと見て)ご両親も大きいからね」と言われました。
先週末に学校から戻った義弟の風邪をあっさりもらってしまいました。食事時以外はさして接触もなかったのに、妊娠中は免疫力が落ちるというのは本当らしい。夫、義弟に激おこ(そう言われても…)。
うっかり服薬もできないので、ひたすら寝て水飲んでハチミツ舐めて喉を温めて、なんとか回復傾向。咳をすると子宮が出そうになるのも最早デフォルトになっております。
女性の皆さん、日頃から骨盤底筋を鍛えましょう。
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*1:本来14週目までに出さなければいけないところ、保険加入手続きの関係で7ヶ月に入ってから届出しました。
フランス語 cerise sur le gâteau ”完璧な”ケーキをさらに”完璧に”。
フランス語学習で活用しているTV5MONDE、日本語ツイッターアカウント@TV5MONDEjapanがあったんですね。
週末にたまたま見つけてフォローしたんですが、気に入っているのがフランス語の比喩表現。
その中の一つで「C’est la cerise sur le gâteau(セ ラ スリーズ スュー ル ガトゥ)」
[フランス語表現 - 食べ物]
— TV5MONDE Japon (@TV5MONDEjapan) 2016年10月5日
C’est la cerise sur le gâteau
(直訳:ケーキの上のサクランボ)
意味:これがなくては様にならない(皮肉を込めて使われることが多い) pic.twitter.com/Uusf8LMIok
続きを読む
フランス映画「Les Emotifs Anonymes(匿名レンアイ相談所)」
Netflixでフランス語の勉強を口実とした映画鑑賞。
今回は「Les Emotifs Anonymes」。
2011年に日本でフランス映画祭なるイベントが開催された際の上映作品だったそうで、邦題は「匿名レンアイ相談所」。タイトルがまた#女性映画が日本に来るとこうなる感があります。
ちなみに英題は「Romantic's Anonymous」なので、原題のアレンジは日本ばかりではないのですね。
Anonymeが「匿名」という意味なので、邦題はここから持ってきたのでしょうね。
続きを読む主人公は小さなチョコレート工場を経営するジャン=ルネと、その工場にセールス担当として採用されたアンジェリック。実は有能なチョコレート職人であったアンジェリックは、次第に職人としての才能を発揮し始め、傾きかけていたジャン=ルネの工場は救われる。チョコレートへの愛という共通点を持つ二人は必然的に惹かれ合うが、もう一つの共通点が二人の恋愛の邪魔をする。それは人づきあいが極端に不器用で、自分の感情をうまく表現できないことであった。ジャン=ルネとアンジェリックは、それぞれ心理カウンセラーや同じ悩みを持つ人々からのアドバイスを受けつつ、二人の間に横たわる障害を克服しようとする……。
栗はマロンではない。
スーパーに行ったら栗が売ってました。1kgあたり約6.5ユーロ、安っ(日本に比べて)!
粒が大きいし、剥く手間を考えたら10個でいいやとできるだけ大ぶりのものを購入。
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栗は"マロン"ではなかった
ちょっと前に夫とスーパーに行ったとき、彼が大好きな栗のジャム(Crème de marrons)を買ったんですが、
「栗ってホントはマロン(marron)じゃなくてシャテーニュ(châtaigne)って言うの」
と教わりました。
シャテーニュでできてるけど、クレム・ド・マロン(発音としてはマホンが近い)。そして栗を甘く煮たのはマロングラッセ。
最初なんのこっちゃと思っていたのですが、どうやら以下の定義があるそうです。
フランスでは2種類ある「栗」、marron(マロン)とchâtaigne(シャテ-ニュ)の違いからお勉強するといたしましょう。まず、お話を簡単に進めるために、フランス語で果物のなる木を表すときは、その果物名に普通-ierか-erをつけると覚えてください。つまり、marronと呼ばれる木の実は、基本はmarronier(マロニエ)と呼ばれる木に、châtaigneと呼ばれる木の実は、châtaignier(シャテニェ)と呼ばれる木になると考えられます。
ところが、話はややこしくなって、このmarronierになるmarronは別名marron d'Inde(マロン ダンドゥ)と言って食べられません。さらに、châtaignierと呼ばれる木は、châtaigneと呼ばれる木の実と、marronと呼ばれる2種類の木の実をつけます。実は、「マロングラッセ」などで有名な、「マロン」とは、このchâtaignierにできるmarronというわけ。(中略)
木になっているchâtaigne
châtaigneとmarronの違いは複雑で、いろいろ細かい定義があるようですが、要は、bouge(ボグ/イガ)の中に入っている実が小さくていくつかの実に別れている小型の栗をchâtaigne、大きいものがmarronと考えればいいでしょう。
説明を読んだところで、ややこしいことには変わりなかった…。なんでこんなややこしいことするかな、フランス語。
いずれにせよ、スーパーなどでの表示は「châtaigne」になっているので、「marron」で探しても見つかりません。
栗ご飯にして食べてみた。
いろいろブツブツ言ってますが、食べてみれば栗は栗。日本で売ってるものより、ちょっと水分少なめかもしれません。
栗ご飯にして、美味しくいただきました。
こちらのレシピを参考にしました。
ちなみにスーパーで買ったマロンクリームはこちら。缶入りっていうのが気に入ってます。夫が子どもの頃から食べてる商品で、「あんこか?!」というくらい、パンやヨーグルトにたっぷりつけて食べています。というか食感がもうあんこ。
日本でよく見るのはこっち。カルディとかで買う感じですかね。こちらのスーパーでも定番です。
こんな記事も書いています。
別ブログでの投稿ですが、マロンクリーム使って「どらやき」を焼いた話。