フランス語ゼロからのニース生活

2016年に夫と猫とともに、フランス語ゼロで日本からフランスへ移住してきました。

アルザス郷土料理「ベッコフ(Baeckeoffe)」の話。


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f:id:srdavi3216:20171216210129j:plain今夏、夫の祖母が住むアルザスを訪問した際、ちょうど彼の伯母の誕生日ということで、お祝いにレストランに郷土料理「ベッコフ(Baeckeoffe)」を食べに行きました。

ベッコフって何?

前日から祖母や伯母に「明日は皆でレストランに”ベッコフ”を食べに行くからね」と念を押され、更に晩には偶然テレビでアルザスを紹介する旅番組でベッコフを村人が食べているシーンが出てくるなどして、とても楽しみにしていました。

「とても作るのに時間がかかるので、レストランには予約しておかないといけない」という料理。

どんなものかとネットで調べてみました。

スフレンハイム(Soufflenheim)の陶器で、牛、豚、子羊の3種の肉と野菜を白ワインでじっくり煮込んで食べる、アルザス地方の郷土料理です。
起源:ベッコフ(baeckeoffe/baeckeofe)とは、「パン屋の釜(four du boulanger)」を意味します。ストラスブールの都会で広まった料理で、日曜日、教会に行く前に鍋をパン屋に預け、朝パンを焼いて余熱の残っている釜に入れてもらい、帰りに持ち帰って食べる特別な料理でした。ベッコフに使われる3つの肉は、宗教的な意味あいを持ちます。牛肉はカトリック教を、豚肉はプロテスタント教を、子羊肉はユダヤ教を表しているといわれています。

引用:フランス郷土料理アルザス地方の伝統料理|あるざすかい

…なんかめちゃくちゃ美味しそう。高まる期待。

昔から何度もアルザスを訪れている夫も、食べるのはこれが初めてとのことでした。

 

いざ「ベッコフ」!

レストランに到着し、着席するとまずアルザスワインとサラダ。

そしてちょっとお腹が落ち着いたところで、ベッコフ登場。冒頭の写真のように、大きなベッコフ鍋。熱々です。

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取り分けると、こんな感じ。

白ワインを一本使って煮込んでいるとのことで、肉も野菜もトロトロです。ちゃんと牛、豚、子羊の三種類の肉が入っていました。際立った味付けではなく、ちょうど良い塩加減の煮込み料理。胃に重たい感じはないです。

とても美味しかったです。

大人5人でも食べきれなかったので、半分ほどは持ち帰らせてもらい、夕食でも美味しくいただきました。

ちなみに、このレストランでも前日から仕込んでくれていたそう。オーブンがあれば家でも作れないことはないけど、これはやはり作ってもらったら嬉しい料理です。

 

下記のサイトにレシピが載っていますが、一読して「あ、これは外食で食べたい」という内容でした。

 

溜まりに溜まった娘の写真のデータ整理をしていたら、ベッコフの写真が出てきたので載せてみました。食べたのは夏だったけど、今の時期にも食べると良さそうだなあと思いつつ。

 

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