フランス セキュリテソシアル(社会保障制度)の基礎知識
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語学学校で、フランスの社会保障制度「セキュリテソシアル」について学びました。
フランスに住む身としては、基本的な知識として興味深かったのでまとめてみました。
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1)セキュリテソシアルはいつからある?
1945年
2)セキュリテソシアルに加入できるのは誰?
すべてのフランス人、及びフランス国土に3ヶ月以上滞在した外国人
3)セキュリテソシアルを管理する組織は?
CPAM(la Caisse Primaire d'Assurance Maladie)。
「セパム」と発音。セキュリテソシアル加入や関連手続きの際は、最寄りのCPAMに行くことになります。
4)セキュリテソシアルは何によって維持されているか。
La CSG (Contribution Social Généralisée)という事業者や給与所得者が支払う税金と、La TVAという酒、タバコ、物品類、医薬品等に課される税金によって賄われている。
5)セキュリテソシアル番号の意味は?
例) 1 79 12 76 540 394 22
1: 性別。男性は1、女性は2。
79: 出生年。この場合、1979生まれ。
12: 出生月。この場合、12月生まれ。
76: 出生地(département)の番号。外国人は99。
540: 出生地(Commune)の番号。外国人は国番号。
394: 出生地の出生登録簿の番号(その町で何番目に生まれたか)。
22: 管理用番号
この番号は、一生変わらない。詳しくはINSEEコード - Wikipediaにも。
6)一般医(Méddecin généraliste)の診療代は?
最低25ユーロ。セキュリテソシアルに加入していれば自己負担なし。
7) 「Parcous de soins coordonné」というシステムとは?
これ、うまく日本語訳ができないのですが、「Médecin Traitent(かかりつけ医)」を選任することにより、医療費の還付を多くできる制度のこと。かかりつけ医の診察・紹介を経ずに専門医にかかると、還付される医療費が少なくなったりすることがあります。
8)PMIとは?
La P.M.I (Protection Maternelle et Infantile)。直訳すると「母と子供の保護」。
日本で言うところの支援センターみたいなものかと(行ったこと無いのでよくわからない)。ここで発育相談や、予防接種などができます。場所によっては、新生児向けの衣料品など(寄付品)をもらえたり、ピルを購入できたりするそうです。
小児科で接種してもらえなくなったBCGなどは、ここに予約すればOK。
以上。
自分の復習的にまとめましたが、渡仏後なし崩し的に加入したセキュリテソシアルって「こうなってるのか」と学ぶいい機会でした。
ここ、テストに出るかもよー(と、A2コースの先生に言われた)。
具体的な加入手続きについてはこちら。
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