フランスでくしゃみ。
スポンサーリンク
私のくしゃみは大きいです。もう昔から。
我慢しようとするとか、音を小さくしようと思って飲み込むと、鼓膜が破れそうな気がするくらい痛いので、基本的には自然に任せています(つまり遠慮しない)。普通にしてくしゃみが小さいとか可愛い音しか出ない人は、なんでそんなことができるのか教えて欲しいくらい。
なので、フランスに来てからも、まあ自然に任せていた(つまりデカイくしゃみをしていた)のですが、割と早い時期に、義父から「フランス人は公共の場ではあまりくしゃみをしないものなのだ」と教えられました。
そう言われてみればそんな気もするし、確かに日本にいたからといって決して品がいいことでもないので、「できるだけ気をつけよう」と心に誓いました。
でもそういう義父も、くしゃみは超デカイです。
我が家で一番と言っても過言ではありません。
昨晩22時過ぎ、自室にいた時のこと。
階下から、寝る前のトイレに行ったと思われる物音がして、その後盛大な
「ハックシューーーゥン」という義父の声(?)
その直後、向かいのアパートから
「A tes souhaits!!!(ア テ スゥエ)」
という男の子の声が聞こえました。
これは、くしゃみをした人にかける言葉で 、英語で言うところの「Bless you!」にあたります。目上の人やさほど親しくない人、知らない人には「A vos souhaits!(ア ヴォ スゥエ)」と言います。「あなたの願いが叶いますように」みたいな意味だそうです。
義父には聞こえていないだろうなぁと思ったので、今朝その話をしたところ「・・・良い子だね」と苦笑いで言ってました。
ちなみに夫のくしゃみも結構大きいです。
彼がくしゃみをした後に「A tes souhaits」と声をかけると、「A mes souhaits(ア メ スゥエ)」と返ってきます。自分で自分に言ってる格好になるので、なんとなく「俺様の願いが叶いますように」って感じです。
もちろん普通は言いません。
ただ「Merci(ありがとう)」で良いのです。お間違えなく。
スポンサードリンク