ニースは世界で最も「歓迎される」都市15位にランクイン
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2017年11月2日付の地元紙「ニースマタン」でこんな記事を見かけました。
Nice dans le top 15 des villes les plus accueillantes au monde https://t.co/cMmxvxYjZm pic.twitter.com/byyKDeeuJ4
— Nice-Matin (@Nice_Matin) 2017年11月2日
フランス語レベル依然A1の私ですが、フランス語の勉強のつもりで紹介してみます。下手なまとめになっていることはご容赦ください(気づいた点はコメントで指摘いただけると嬉しいです…。)
最も「歓迎される」都市(Les villes les plus accueillantes)とは
TravelBird社が2017年10月31日に発表した「世界で最も”歓迎される”都市100」。
フランス語だと「accueillante」、英語だと「welcoming」という単語が使用されています。直訳だと「歓迎される」となるんですが、「観光客が快く迎えてもらえる/過ごしやすい」都市という解釈かなぁと思っています。
さて、当該ランキングは世界の観光地トップ500(UN-WTO)の中から、更に以下の7つの評価基準によって決められたとのこと。
専門家の意見(Avis des experts) ※15,000人以上の旅行記者に、個人的な経験に基づき各都市について質問調査を実施。
- 街への入口(Point d'entrée) ※空港や鉄道駅など。
- 安全性(Sécurité)
- 満足度(Bonheur) ※直訳すると「幸せ」だけど多分こういうこと。
- 英語能力(Maîtrise de l'anglais)
- 観光客に対する開放性(Volonté d'accueillir des touristes chez soi) ※直訳だと「自分の土地で観光客を歓迎する意欲」?
- 街と地元居住者側の観光に対する許容量(Capacité d’accueil touristique par ville et résident) ※観光関係の輸送力と推察。
引用(日本語は幸); https://travelbird.fr/villes-les-plus-accueillantes/
上位20都市
ニースマタン紙に掲載されていた上位20都市はこちら。
1. シンガポール(Singapour) - 8,22
2. ストックホルム(Stockholm) - 8,02
3. ヘルシンキ(Helsinki) - 8,01
4. サンフランシスコ(San Francisco) - 8
5. ロッテルダム(Rotterdam) - 7,98
6. リスボン(Lisbonne) - 7,90
7. 東京(Tokyo) - 7,89
8. オスロ(Oslo) - 7,88
9. チューリッヒ(Zurich) - 7,84
10. オーランド(Orlando) - 8,50
11. ハンブルク(Hambourg) - 7,69
12. コペンハーゲン(Copenhague) - 7,63
13. ダブリン(Dublin) - 7,58
14. トロント(Toronto)- 7,52
15. ニース(Nice) - 7,45
16. ブルージュ(Bruges) - 7,41
17. ジュネーブ(Genève) - 7,39
18. ニューヨーク(New York) - 7,38
19. ベルリン(Berlin) - 7,37
20. プーケット(Phuket) - 7,36
日本からは東京が7位に入っています。
フランスは、ニース以外に、トゥールーズ(Toulouse)が63位、パリ(Paris)が65位、リール(Lille)が69位、ナント(Nantes)が83位にランクインしています。
東京とニースとパリのポイントを比較
順位 7 15 65 |
都市 東京 ニース パリ |
国 日 仏 仏 |
専門家 8.90 7.70 5.90 |
アクセス 9.48 7.38 3.88 |
安全性 9.65 7.90 6.50 |
満足度 3.88 5.98 5.98 |
英語 3.88 5.11 5.11 |
開放性 6.07 3.27 10.00 |
許容量 7.09 7.70 5.87 |
合計 7.89 7.45 5.62 |
東京の「満足度」と「英語能力」は、ニースのポイントを下回っています。ま、英語力については納得(笑)アクセスと安全性の高さはすごい。安全性だけみれば東京は5位(ちなみに1位はアブダビ)に入ります。
ちなみに、満足度(Bonheur)はニース、パリ、その他ランクインしたフランスの各都市もすべて5.98で47位。「まあまあ」ということでしょうか。ここは1位がノルウェーのオスロとなっています。
ニースとパリ(その他都市とも)、観光地としては過ごし方が異なると思われるので、このランキングで上位だから良いってことでもないですけどね。
元記事はこちら(英語版)
今回の調査は、過度の観光客の集中が地域社会の精神を傷つけ、訪問者の体験に影響を与える(例えば今夏はバルセロナが話題になったりしていました。)とし、TravelBird社が旅行会社として、「思いやりのある旅行と持続可能な観光を促進する義務がある」として実施されたものだそうです。全然余談ではあるけど、このエントリーを書くのにTravelBirdのサイトを何度も見ていたら、広告がガッツリTravelBirdばかりになってしまった…。