片道3時間(以上)かけてマルセイユ領事館に出生証明書を取りに行ってきた。
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先週は、語学学校を休み、夫にも仕事を休んでもらい、ニースからTGVで片道2時間半、そこから徒歩(あるいはバス)で、片道3時間以上かけて、マルセイユ領事館に出生証明書(戸籍謄本を仏語翻訳したもの)を取りに行ってきた。
「郵送してもらえばいいじゃん」と日本にいれば普通に考えるでしょうが、なぜか申請は在留届を出していれば必要書類を郵送すればできるけど、できあがった書類は、マルセイユ領事館に出向いて受け取らなければならないのです。
一応電話で「取りに行かないとダメなんですよね?(まさかね、のニュアンスを込めて)」って聞いてみたけど、「大変お手数ですが、そのようになります」とのこと。
「もうこれは、小旅行なのだ」と思い込ませて、行きました。
ブツブツ書いているけど、マルセイユ行ったこと自体はとても楽しかったです。
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初めてのTGV。
電車には何度か乗ったけど、TGVは初。マルセイユ駅は立派であった。
ニースからの道中に見える車窓も素晴らしかった。
まるで北海道のような景色が広がっておりました。
マルセイユ市街をぶらぶら。
写り悪いけどマルセイユ駅前。
ニースと違い、街並みはかなりパリっぽかったです(数年パリで暮らしてた夫も同じ感想だったので、きっと間違ってないはず)。
ニースに比べて全体的に建物が高いなー、やや道は狭いなー、などと思いながら歩いてました。きっと今、東京に戻ったら「うわーーー」ってなるだろうなぁ。
ふらっと入ったレストランバーで、昼食にブイヤベースではなく、マルセイユ風サラダを頂きました。夫はタルタルステーキとビール。どちらも見た目に彩りよく楽しめた。ちなみに店名は「ルイ16世」で、フランス革命でギロチンにかけられた国王の名前という、マルセイユでこれはなかなか気が利いてるな(?)と思いました。
領事館での用事を済ませた後は、帰りのTGVの時間までビーチで日光浴。普段よく行くニースのビーチに比べて広々としておりました。
遅れることだってあるよね、だってフランスだもん。
さて、時間通りにTGVの駅に戻ってみたところ、予約していたTGVが「車両点検のため2時間遅れます」というお知らせ。これでニース駅に着くのは0時過ぎ。仕方ないので、駅のベンチでふて寝。
ようやくTGVに乗り込んだところ、発車後まもなく車内放送で「車内のバーに食べ物があるので、欲しい人は来てね」というアナウンス(夫のざっくり翻訳)。
疲れすぎて取りに行かなかったんだけど、隣に座っていた家族連れの人が「よかったらどうぞ」と余分に取ってきた箱をくれました。開けてみたら食べ物とか暇つぶしグッズなどの詰め合わせ。
察するにSNCFからの「お詫びの品」と思われます。が、決してSNCF側の何らかの非を認めたり、謝ったりはしてないところがフランス風かと思われる。これは翌日夫の昼食となりました。
こういうことも含めて、割と楽しいマルセイユ1日旅行となりました。
今日の用事について
マルセイユ領事館に出生証明書を取りに行ったのは、社会保険(セキュリテソシアル)加入に必要と想定されるため。ここ1〜2年の間に書かれた在仏日本人の方のブログなどを見ると、アポスティーユ付きの戸籍謄本を大使館で仏語翻訳したものを用意するよう後になって要求された主旨の記事が散見されたのです。
役所(assurance maladie)から言われて、遠路はるばる渋々取りに行くより、小旅行がてら行ける時に行こうということで行った次第。結局いらないって言われても無理やり出してやる。
翻訳手数料は9ユーロで比較的安かったけど、交通費や昼食代を入れると100ユーロ超えの高額な証明書になってしまいました。
ちなみに外務省発行のアポスティーユは、日本国内限定とはいえ郵送で受取できます。大使館・領事館って外務省の下部組織ではないの(適当)?なんでダメなのかしら。
受取者(または代理人)の本人確認が必要だから?でも領事館では手荷物チェックはされたけど、パスポート等による本人確認は一切されませんでしたよ?
郵送受取OKにしてくれないのかなぁあああああ。
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