カンヌ国際映画祭2016を冷やかしてきました。
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5月に祝日が多いフランス(年間10日のうち3日。ただし振替休日はないのだ)。今週末は3連休だったので、中日となる日曜日にカンヌに行ってきました。
だって世界三大映画祭と言われる、かのカンヌ国際映画祭やってるし、せっかくだから。と言っても、招待パスや当日参加券などありませんので、「行ってみてちらっと有名人が見れたらいいなー」程度です。
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カンヌはニースからSNCF(国鉄)で40分
ニースからカンヌへは、SNCF(フランス国鉄)で約40分で行けます。一人片道7ユーロ。SNCFのWebサイトから事前に切符の予約もできるので、混んでる駅から乗る場合は、多少スムーズに切符が買えて便利です。駅の自動発券機で取得できます。
日曜朝9時過ぎの列車に乗り、10時前にカンヌ駅に到着。映画祭シーズンですが、座れないなどということもなく(まあ、東京の電車を基準にすれば、何に乗っても空いてると感じるもの)。
JR東京駅の駅舎と雰囲気が似ているニースに比べ、カンヌの駅は近代的。映画祭期間中とあって人は多めと思われます。
街をあげてのお祭り
街中には、カンヌ国際映画祭のポスターやフラッグが掲げられ、祭り感を盛り上げます。あと、駅など映画祭会場から割と離れた場所であっても、首からよく見えるように公式のパスをカードをさげた人多数。そうした人々からは、なんとなく「自分、映画祭参加者です」感が醸し出されており、持つ者と持たざる者の明確な線引きがされており、面白かったです。
カンヌ国際映画祭2016は金色だった。
駅から歩くこと10分ほどで、燦然と輝く映画祭メイン会場が見えてきます。何やら金ピカでした。開場前には、パスを持って並ぶ人たちと、その付近にノートやプラカードを掲げてInvitationの譲受けを求める人々でごった返してました。
カンヌ国際映画祭には参加者にドレスコードのある上映もあるため、奇跡を期待して予めドレスやタキシード姿で「チケットください」のメモを掲げている人も多かったです。
新作だけでなく、過去の名作を野外上映するイベントもあります。この日は上映予定はなかったのですが、会場のビーチはなかなか良い感じでした。タイミングがあえば見てみたかったです。海にはたくさんのクルーズ船が。
(これには写ってないけど、シーシェパードの船も来てました。)
せっかく会場に来たので、有名人の手形を探していくつか写真撮ってきました。これはシルベスター・スタローン氏の。やっぱ手デカイ。
会場周りの床にはめ込まれているのですが、言われないと気づかないし、ゴミ箱が置かれてたりと、扱いは結構ぞんざいでした。
お城跡の丘から見た映画祭会場とマリーナ。会場の中もレッドカーペットですね。
カンヌのビーチ、かなり気持ち良いです。
カンヌって「映画祭」のイメージくらいしかなかったのですが、立派なマリーナと美しいビーチがすぐ近くにありました。
マリーナには漁船の他、立派なクルーザーが多数停泊していました。洋上で食事などを楽しむ1日クルーズのツアーなんかもあるようです。
いい天気で風もさほど強くないので、最高でした。
映画祭のパスを持っていない私たちがすることは、市街散策とビーチでゴロゴロすることくらい。ニースの玉砂利ビーチと違ってこちらは砂。整備されていて、ゴミなどもなく、水もとてもキレイ。
午前中だと人も少なめなので、かなりゆったりできます。午後はやっぱり混みます。だいたい1m感覚で人が寝転がっています。
海水は冷たいので泳いでる人はさほど多くなく、みんな主に焼いてます。
ちなみに、ニースとカンヌの間にある町にも同じくらい美しい砂のビーチはあるので、海を楽しみたいのなら、わざわざ激混みのカンヌで焼かなくても良いです。今度はそっちに行ってみよう。
で、有名人には会えませんでした。
出がけに義母から「ノートとサインペン持って行ったら?」と言われて、一応持ってきていたし、会場付近にいたらひょっとして有名人一人くらいチラ見出来ないかなあとちょっと期待していたのですが、レッドカーペットを見るために朝からトイレも我慢して陣取っている本気の人たちを前に、速攻気持ちはくじけました。
「またいつの日か。」と誓って帰路につきました。
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