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フランス語ゼロからのニース生活

2016年2月、南フランスのニースへ引っ越した私と夫と猫の日々。

聞きたいことがいくつあるかを最初に言う。

最近、l’assurance Maladieと仲良し(?)の私。もっぱら夫にケツを叩かれてからとはいえ、一人で出向いて色々質問してくることを何度かやってます。

フランス語が不自由だからといって、何かあるたびに夫についてきてもらうわけにもいかないので、毎回「よいしょー」と掛け声を出して出かけてます。

 

そして、何度かやってみて、フランス語がつたな過ぎても、忙しい職員の人にそれなりに対処してもらえるコツがあるなと思ったことがあります。

それは、挨拶(Bonjour)を言った後に「今日は聞きたいことが◯個あります」と、まず言う。

これだけ。

これ、働いてる時に、先輩・上司に叩き込まれて当たり前にやっていたことで、おそらくかなりの人には普通のことだと思うんですが。

 

最寄りのl’assurance Maladieは、いつ行っても長蛇の列で、来訪者が途切れることはありません。見ていると、一人一人にかかる時間は大したことはなさそうですが、とにかく数が多い。数人の職員が、順番に要件を聞き、何かを調べ結果を伝えるまでに、およそ5分。開庁時間中はずっとこれが続いている模様。

そのため、こちらも予め聞きたいことを整理してから行かないと、望む結果は得られません。ましてやフランス語が不自由なので、それだけで相手をイラつかせるというハンデがあります。話すのも聞き取るのも遅いし。

 

そこで、最初に「聞きたいことが◯個ある」と宣言することで、相手に、私の対応にかかる時間がおよそどの程度を最初に推し量ってもらうことができます。さらに発音や言葉選びのつたなさから、「どうやらこのアジア人はフランス語ダメそう」という前提も持ってもらえます。

すると、割と腰を据えて落ち着いて(特に急かされることなく)話を聞いてもらえます。例え、こちらのフランス語がどんなに下手くそでも、相手が聞く態勢になってくれさえいれば、さほど焦らず話すことができるでしょう。

私「1つ目の質問は・・・です」

職「OK。では2つ目の質問は?」→ほぼ毎回相手から聞かれる。

私「2つ目は・・・です」

職「わかりました。調べてきます」

そして以上のような流れを経ていくわけです。

とはいえ、この段階を事前の脳内シミュレーションによって、つつがなくスルスルとフランス語でくぐり抜けられてしまうと、「あ、フランス語まあまあわかるのね」となって、出てくる回答が難しすぎる、もしくはフランス語が早すぎてお手上げになってしまうという事態が発生する場合もありましたが。(そういう時は「夫に電話を繋ぐから、彼と話して欲しい」と緊急避難いたします)。

 

避けて通れない手続きごとって、外国でなるべく自分のことは自分でできるようになるための第一歩。多少言葉がめちゃくちゃでも、「なんとなく相手に通じて、結果的に欲しいゴールにたどり着ければいいのだ」くらいの気持ちでやってみてます。

 

ちなみに、「聞きたいことがいくつあるかを最初に言う」って、私が働いていた時に、新入社員の部下にいつも最初に教えていたことの一つ(もちろん先輩・上司の受け売りです)。職場だけではなく、誰かに聞きたいことがあるときに有効です。

日本人同士だろうが、外国人だろうが、「一体この人の話の終わりはどこやねん」と相手にジリジリさせないことが肝要です。