コルドン・ブルーとカルフールPBについて。
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渡仏して時々食べるようになったのが、「コルドン・ブルー(Cordon bleu)」。
最初に夫から「食べたい」と言われた時は、「それ料理学校の名前じゃないの?」と聞き返して「は?」という顔で見られたものでした。
安く売ってるのは、鶏肉の中にハムとチーズが挟んで揚げてあるもので、だいたいチルド食品。要するにチーズ入りチキンカツです。味も、食べたことがあれば、ご想像の通りでそれ以上でもそれ以下でもない、って感じです。
写真のカルフールブランドのものだと2個入りで2ユーロ弱。ちなみに他ブランドでも似たような値段です。家でオーブンかフライパンで温めていただきます。
コルドン・ブルーの起源は、恐らく1940年頃にスイスで作られた、チーズを詰めたシュニッツェルであり、1949年に初めて料理本に記述が現れる。「チキン・コルドン・ブルー」という言葉が最初に現れたのは、1967年のニューヨーク・タイムズであるが、子牛肉を用いた現在と似たようなレシピは、少なくとも1955年には見られる。「コルドン・ブルー」とはフランス語で、「青いリボン」という意味である。なお、同名の料理学校ル・コルドン・ブルーも存在する。
それにしてもカルフールのPB商品の網羅性。
イトーヨーカドーやイオン、西友など大手スーパーマーケットでは、今やPB(プライベートブランド)商品は当たり前で、ある商品(例えば缶詰)を買おうと思うと、PBとそれ以外であれば、PBの方がちょっと価格を安く設定してあります。
フランスのカルフールも例外ではありません。
あくまで我が家調べですが、青果・乳製品・菓子類。飲料(というか酒)以外はPB一人勝ちなんじゃないの?くらいの勢いです。
青果(野菜・果物)は、さすがにカルフールのタグが付いたものは少ないです。まとめ売りしてる玉ねぎやジャガイモ、カット野菜くらいかなぁ。
肉・魚は生・冷凍ともにカルフールPBがあります。冒頭のコルドン・ブルー然り。パテなどはPBは見かけない気がする。
日本に比べて種類がものすごく豊富なチーズやバター、ヨーグルトやその他乳製品(プリンやクリームなどのデザート類)なんかは、カルフールPBだけだとつまらないので、わりといろんなブランドから買っています。PBだと普通の無糖ヨーグルトとかカマンベールとか、基本的な味のものしかないため、そればっかり選んでると飽きるので。しかし牛乳になると、カルフールPBが何せ安いのでそっち行っちゃいます。
日常生活によく登場するパッと思いつくものは大体PBが押さえています。
フランス人(とイタリア人)がこよなく愛する、かの「ヌテラ」ですら、似たような味(私には区別があまりつかない)のPB商品があります。で、私みたいなのはそっち買っちゃう。
ちなみにバゲットだって、店内で一番安いのはPB(毎日焼きたてが売ってます)。
私の家から徒歩10分圏内にはカルフールしかないので、話がカルフール基準になりますが、他社(CasinoとかMonoprix)でも似たようなものです。
できれば家計は低コストで抑えたい主婦としては、ついついPBに手を伸ばしてしまいますが、なんていうか、買い物がつまらなくなるのよね。
イトーヨーカドーで時間が経つにつれPBが急速拡大する中で買い物してた時も思ってたけど、もうPBかそうでないか一切気にせず買い物できるようになりたいぜ、というのが最近の私の野望です。
余談ですが。
今年9月に陸上の桐生選手が帰国前にフランスパン(バゲット)買ったツイートを見かけたんですが、袋を見るに、ひょっとしてそこらのカルフールで買ったんじゃないかなぁと思われます。なぜなら私も同じ袋のをしょっちゅう買ってる。
帰りにほんばフランスパン購入。かぶりつこ。歯が良くなるな。 pic.twitter.com/IVwKWF024g
— 桐生(kiryu Yoshihide) (@KiryuYoshihide) 2016年9月11日
でも遠路はるばる来て頑張ってはるんやから、なんかこう、地元で一番のパン屋のやつとか、せっかくやからもっとええやつ教えたげたらよかったんちゃう現地スタッフ!って心から思いました(思っただけ)。
今度はPBじゃなくて本物(?)を買うんだー。