「週末」はフランスでも「Week-end」の不思議。
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フランスで金曜日(とは限りませんが、とにかく週末)によく交わす挨拶に「良い週末を!」というのがあります。
「Bonne week-end!(ボンウィーケンド)」と言います。
友人知人の間だけでなく、金曜日にスーパーで精算した後の店員さんとの挨拶などにも、頻繁に使用します。
個人的に、フランスに来るまでは、フランス人はフランス語に非常に誇りを持っており、フランス語で足りることは極力(頑なに?)フランス語で通す、というイメージを持っていました。
でも、なぜ「週末」という言葉には英語「week-end」を使うの?TVニュースなどを見ていても同様です。ラジオもそう。
で、昨日、生まれも育ちもフランス人の夫に「なんで?」と聞いてみたけど、しばし言葉に詰まった後「…さあ?」との答え。
一方、夫が留学していたカナダのケベック州(モントリオール)では、「Bonne fin de semaine!(ボンファンドスメーヌ)」と言うそう。フランスでこっちを使っても別に誤りではない。
彼いわく、ケベック州は政策的に本家フランス以上に強固にフランス語を保護しているので、とにかく英語要素のあるものは徹底的に排除する傾向が強いそう。
まあケベックでは「それ英語だよ?」っていう単語を「フランス語だ!」と思って使ってる場合(人)もあるらしいので、人も言葉も世界中で動く時代においては言葉の移り変わりは致し方ない面もあるかと。
私見ですが、フランスでは「Bonne week-end」が「 Bonne fin de semaine」より主流なのは、単純に短くて言いやすいからではないかと思っているんですが、どうでしょう。
ちなみに私の場合、後者はスムーズに舌が回らないので、前者しか使ったことがありません。