フランス語ゼロからのニース生活

2016年2月、南フランスのニースへ引っ越した私と夫と猫の日々。

さよならトイレ天国 頭の中にできつつあるニース市街トイレマップ(ただし有料)

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ニースに来てから、外出の度につくづく思うのが

「ああ、日本はトイレ天国だった」

ということ。

 

日本なんて、街中にいくらでもコンビニがあって店員さんに声をかければ使わせてもらえるし(どんな田舎でもちょっと車で走ればあるし)、それ以外にも、駅でも商業施設でも、何かしらの公共の場所に入ればトイレは使えた。

何も買わなくても注文しなくても、トイレだけ使わせてもらうことだって出来た。

 

日本で働いてた時は、商業施設の運営管理の仕事をしてたので、日本もトイレ有料にすればいいのにと思ってた時期もある。そこそこの規模で、ちゃんと集客できてる施設だったら、客用トイレのためにどれくらい水道代を使ってたか。この手の業界の人なら実感あると思うけど、結構な額を毎月毎月払っているのだ。それは、賃料とか共益費とかいう名前でテナントに転嫁されているわけで、ひいてはそのお客さんの受けるサービスとか購入する品物代に転嫁されてるわけだけれども。とはいえ、客の立場に立てば「無料」のトイレが街にはいくらでもある。

大手がチェーン方式で運営するショッピングモールが増えて、テナント構成による差別化なんてほとんどなくなってきていたから、新しい施設の目玉がトイレ(特に女性用)環境の充実っぷりだったりすることも普通になった。

 

というか、トイレ環境が整ってるのは「当たり前」。まさにトイレ天国。

 

そんな暮らしの中でニースに来ると、トイレ環境にはショック受けます。

夫から「普通、客用トイレはないから」と言われてはいたものの、「そんなバカなことがあるか、フランス人みんな客も店員もみんな必要でしょ」と全然信じてなかった私。

 

1ヶ月暮らして悟りました。

1歩家を出たら、この世にトイレは無いものと心得よ(さもなくば金払え)。

心身を鍛え、外出時にトイレをある程度(っていうか家まで)我慢できる力を身につけよ。 

 

ニースに限って言えば、そこそこの商業施設でもスーパーマーケットでも、基本的に客用は無いか、あっても有料(0.5ユーロ)。

どうしてもトイレに行きたいなら、街中いたるところにあるカフェやレストランに入って何か注文しましょう。(テイクアウト主体の小さな軽食屋だとトイレが無いところもあるので注意)

そして有料だからってキレイだなんて思うなかれ。私は外出時に3度トイレを使用しましたが、2回(内1回はレストラン)は便座がありませんでした。

 

この一ヶ月で確認したニース市街のトイレについて、頭の中にちょっとずつ蓄積された情報を以下にまとめます。いいトイレを見つけたら、都度更新していくこととする。(2016年4月現在)

 

MONOPRIX NICE VICTOIRE ・・・客用トイレなし

市街にある「MONOPRIX(モノプリ)」という、少し小規模のイトーヨーカドーみたいなスーパーです。日本人的には「この規模の施設にないわけない」と思ってしまい、一見期待するのですが、ありません。

ちなみに食品売場は超楽しいので是非。パックの寿司とかも売ってますよ。

 

Galeries Lafayette Nice ・・・有料でアリ。男女共用(男性用小便器なし)。

老舗百貨店「ギャラリーラファイエット」3階(日本でいうとこの2階)に一箇所。清掃員が常駐しているのでお金(0.5ユーロ)を渡して使用します。男女共用なので驚かないこと。個室のみで、男性用小便器はないので、男性が用を足してる横で列に並ぶといった気まずい事態にはなりません。

 

NICETOILE ・・・一箇所あるらしい。しかし見たことがない。

比較的新しい商業施設(ファッション、映画館、レストラン、スターバックスなど)。ネットで調べるとどうやらトイレは一箇所あるらしいのだが、何度も行ってるけど、未だにどこにあるのかわかりません。(ていうか、この規模の施設で一箇所って・・・)

ちなみに施設名は「二セトワール」と発音します。「ナイストイレ」ではありません。これ言うといつも夫が嫌な顔をします。

 

La Promenade du Paillon公園内トイレ ・・・有料、混んでるけどキレイ。

プロムナードドゥパイヨン内の公共トイレ。先述の図書館にも近い、超癒し系の公園。子供達や観光客で人は多いけど、とても素敵な公園。トイレは有料(0.5ユーロ)で、男女別になっています。比較的新しいトイレなのと、清掃員が優秀なのか、清潔で綺麗です。たいてい混んでいてあまり長居はできない感じなので、さっさと済ませましょう。

なお、公共トイレにも営業時間があります。清掃員が帰ったら閉まります。いつ行っても使えると思ったら大間違いです。

 

公園の外の公共トイレ ・・・ぱっと見アレだけど大丈夫。時々便座がないだけ。

プロムナードドゥパイヨン外にある。ここも男女別になっている有料トイレ。外から見るとちょっと怪しい感じがしますが、キレイです。ま、私が入った時は便座がありませんでしたけどね。そんなもんです。この公共トイレにも営業時間があります。気をつけよう。

 

図書館(Bibliotheque Louis Nucera) ・・・まさかの封鎖。

さすがに図書館ならトイレあるでしょ一日中滞在する人だっているんだし、という日本人的(フランス人的にも)な感覚を粉砕したのが、ニース中心部のガリバルディ広場近くにある図書館。

館内のあちこちに掲示されている災害非難用マップと思しき地図を見ると、トイレがいっぱいある!さすが図書館!と思って行ってみると、ほとんど全部が関係者以外立ち入り禁止のドアの向こう。

じっくり図面に目をこらすと、どうやら入口ゲートの横にまあまあ大きなトイレがあるみたい!「入ってくるときは気がつかなかっただけなのね!」と思って、急いで行ってみると、イベントの看板とか机が高く積まれ、まるで「この向こうにトイレなんかありませんから」と言わんばかり。

これにはフランス人の夫も少なからずショックを受けていました。「清掃員を雇うお金がなかったのかなぁ」などと言いながら引き上げたのでした。

 

すばらしいよトイレ天国、日本。

住んでた時は特に感謝もしてなかったけど、今は心からそう思う。

 

最後に、今でもちょいちょいやらかす失敗への自戒を込めて。

 

教訓;公園や街のトイレは営業時間があるのを忘れるな(だいたい17時か18時で閉店!)。

教訓2;便座がないのは別に事件ではない。動じるな。